毎週web句会第162回(2019/5/12-2019/5/18投句分)

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天の句、その技と心
没のポイント3(おやつリスペクト)
は少なくとも10月末まで休載です。

58名112句 森山文切選 入選34句
アヒージョがミドルネームの研修医 ペンギンおじさん
足掛け二年マンボウが口開くまで 斉尾くにこ
五月では妹子のヒゲが青すぎる 浅井誠章
元カノに似てるユーチューバー やだな 尾崎飛鳥
ぼくの涙は飲用に適さない 朝野陽々
脱皮した気持ちで試着室を出る 彦翁
ヌーディストビーチに惑う原始人 涅槃girl
ローファーの中に真っ赤なスニーカー 鴨居
正論を崩して沖へ逃げる波 糸篠エリー
弁当にしか入らないミニトマト 真島朱火
再会の街と名付けた夜の膳 水谷裕子
引力をバカにしている洗濯機 青山祐己
令和と言われ爺婆なったような気に 田原勝弘
ノイズキャンセリングされる呼吸音 馬鈴
幻覚の囁き無声映画館 福村まこと
ひと部屋に五月生まれの猫と人 有村桔梗
ヨーロッパ/アメリカ風のドライヤー 平出奔
珈琲に参加の可否を決められる 芍薬
根刮ぎにせんよ曇天草むしり 岩根彰子
自称だがフィリップ・マーロウ的微罪 月波与生
ついらくの途中で探すはやぶさ2 よーこ
望郷のスマホケースに非常口 toron*
バリスタが何等星か考える 芍薬
回すのを諦めたペン先に蝶 岩倉曰
養殖の半濁音でひと儲け たにゆめ
当たり屋のポケットに棲むカンガルー 西沢葉火
佳5 火曜日を休んだとたん脱ぐあなた 秘まんぢ
佳4 ブルーシートの中の宇宙は真っ赤 尾崎良仁
佳3 諦めてからが白菜より強い 笹川諒
佳2 骨の浮く肩を見つめるビアホール エノモトユミ
佳1 たまご産む自動販売機のコロン 斉尾くにこ
パレードの空にも波は映らない 袴田朱夏
「わたし」の心にも波は映っていないだろう。
知らないおじさんを母国語で叱る いゆ蘭
「母」と「叱る」の文字列により想起されるイメージが句に好影響を与えている。
肋骨に雨肋骨にあめんぼう 斎藤秀雄
全く同じ七音の繰り返しが非常にテクニカルで、句に深みをもたらしている。

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