毎週web句会第211回(2020/4/19-2020/4/25投句分)

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43名83句 森山文基選 入選25句
「パーマにしてんリモート授業やから」 都いとり
自粛ボケした学生に急かされる 袴田朱夏
叩いても光らないから塞ぐ穴 さこ
決闘で二度死ぬ芹の卵とじ いなだ豆乃助
糊わっと出て来て紙を沼に変え 石川順一
放たれた矢が耳元をかすめFIN 西沢葉火
笑ってもバチは当たらぬ目玉焼き 麦乃
肩書にとろみをつける愛妻家 あさふろ
消えたカンバン縫って蝙蝠の踵 サトシワタナベ
かみなりが落ちてまことになった夢
ネエタンの横でパセリになる私 真島芽
噓でした気合いがこもる骨密度 水谷裕子
まるまった干し草のなかにはアリス 斉尾くにこ
固い盆地に惘惘と待つやつらの鼻 斎藤秀雄
薬師寺が実家なのです帰ります 千春
銀食器鳴らして五七五数える 笹川諒
金色のブラが透けてる割烹着 涅槃girl
佳5 斜め上からニュートンが来る
佳4 竹の皿じいちゃんをまた思い出す 真島凉
佳3 正論を期待しすぎた障子紙 福村まこと
佳2 はいチーズ等間隔の羞恥心 ペンギンおじさん
佳1 五分後の夢に五月が映らない 未補
妹が不気味な花になっていた 石川聡
右折して時間通りじゃない検査 雪上牡丹餅
家に馴染もうとブックカバー外す 藤井智史

毎週web句会第210回(2020/4/12-2020/4/18投句分)

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44名85句 森山文基選 入選26句
新緑のエールを受けて買い出しへ 徳重美恵子
コロナ退治アマビエ描きゲゲゲのゲ 田原勝弘
買いだめをするなと煽るマスメディア 澤井敏治
医師よりも親身な声の薬剤師 松澤秀幸
記憶領域を山羊に食われる 抹茶金魚
ベランダで月と抱擁してる妻 麦乃
最終便はところてんの夢です 千春
良寛様とチーズケーキを詰める箱 千春
粘り気が出たらそろそろ陸になる 西沢葉火
恋人は消毒液に浸けましょう 真島久美子
地球から来ないでくれとお月さん 小林祥司
ももいろ魚族毛の橋に医師誤算となる 斎藤秀雄
濃厚な夜を詩にはる29時 奥間空
‪ぴんぼけのちいさなうそをあたためる‬ 杏野カヨ
愛情の歪みに合わせた文字化け カズマ
谷間から虎が零れる山月記  いなだ豆乃助
やましさで西日がはしゃぐおままごと 浅井誠章
掘られない井戸が歌っているホテル 未補
佳5 充電が切れて睫毛が抜けていく 水城鉄茶
佳4 みゆっと曲がる心臓の一部分 斉尾くにこ
佳3 したくてもできないけれど目が白い
佳2 関西のサイズで是非を問う木馬 福村まこと
佳1 横綱の手形がついたバイオリン 涅槃girl
収集日には色のないビール瓶 都いとり
雲丹ご飯食べる九十九日目 真島久美子
やわらかいパンツですから手を引いて さこ

毎週web句会第209回(2020/4/5-2020/4/11投句分)

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43名84句 森山文基選 入選26句
Stay Home 趣味・特技から書き換える 都いとり
メレンゲによる大岡裁き
スマホ桜をさかなに君と
「攻めてる」と言われたいから攻めてます 雪上牡丹餅
ジッパーを下げる仕事に就きました 尾崎良仁
着ぐるみでデスマス調になる会話 颯爽
‪思い出は体にわるくいい匂い‬ 杏野カヨ
サシスセソ舌が回らず火が点かず 小林祥司
小国の国史のようなヴァイオリン 笹川諒
在来線顔見知りから減ってゆく 徳重美恵子
口ぶりに奇数のような棘がある ヨッシー
俳人のメール朝焼け連れてくる 千春
春らんまん忘れてしまうマイナンバー 斉尾くにこ
花びらの速度で落とす好感度 西鎮
パトロンらいらだたぬ昆虫に心を寄せ 斎藤秀雄
東京のいいところだけ舐めてきた 袴田朱夏
きみはかわいいけどいつか椅子になる 朝野陽々
餌づけした山羊がいるので眠りたい 抹茶金魚
佳5 点線に沿って転がるヘソのゴマ 涅槃girl
佳4 ステイヒア言われた夜の寝小便 西鎮
佳3 そら豆を放り込むほど大人びる 浅井誠章
佳2 「ずっと夜…」小惑星のひとりごと 奥間空
佳1 中指を深爪にして引きこもる
嘘ついて象の尻にも笑われる さこ
眩しいとか美しいとか教えない あさふろ
平凡な蛍を引いた個体数 西沢葉火

毎週web句会第208回(2020/3/29-2020/4/4投句分)

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37名73句 森山文基選 入選22句
窓ガラス越しに春が通り過ぎる 彦翁
満開のサクラ今年は色がない アゲハ
話し上手な第二関節
人目避けそっと見ました花吹雪  澤井敏治
ニセモノのクリームパンと夢うつつ ペンギンおじさん
速報で歩きスマホの金次郎 松澤秀幸
影武者を雑木林で組み立てる 福村まこと
締切の向こうにペンを投げている 袴田朱夏
姉さんのよりも奇抜な乳母車 都いとり
緑でしょ幸せそうに見えるでしょ 尾崎良仁
落ちる夢みる夢をみる笠地蔵 あまの太郎
ワンコインかぼちゃスープになっていく 徳重美恵子
投げキッス四月の窓にハム太郎 水谷裕子
窓枠に刺さった月が否定形 さこ
佳5 前頭葉やわらかにする春キャベツ 田原勝弘
佳4 誤読にはレモネードがよく似合う 笹川諒
佳3 老人の近くに効果音がない 都いとり
佳2 卒業に校章入りの不発弾 福村まこと
佳1 返事まで少し間があく飾り窓 西沢葉火
ひしめく階段しばらく0を空に逃がし 斎藤秀雄
動物と話せずアボカドの発芽 未補
日差しの中でドードー鳥に告げること 千春

毎週web句会第207回(2020/3/22-2020/3/28投句分)

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42名82句 森山文基選 入選25句
面白くないほうばかり薔薇がつく 袴田朱夏
ハグしていいですなんてバカヤロー 真島美智子
ハンドル握る弁慶になる
世は騒ぐ花は花だと咲き誇る 田原勝弘
歌わない何も咲かない夜もいい 麦乃
情念が薄めるブラックコーヒー 西鎮
顔中のニキビはどれが恋だろう 真島凉
キーボードあらゆる愚痴を受け止める アゲハ
延々と髪さわる少女と本社崩す 斎藤秀雄
合格の姉がずーっと先を行く 真島芽
炭酸に指を浸して面白い 水城鉄茶
蓄積の眠眠打破に狂う神 藤井智史
骨折をしても通勤したシャベル 徳重美恵子
全部嘘なのかも七味唐辛子 浪速のマッキントッシュ
自粛要請マリモの水を替えながら 真島久美子
地雷ですわたしを好きにならないで 浪速のマッキントッシュ
青林檎どれも名無しのラブレター toron*
佳5 海豹が行く手をふさぐ通学路 涅槃girl
佳4 濁点の打てない音のまろやかさ ヨッシー
佳3 シェルターと呼ぶまでもなく落花生 西沢葉火
佳2 宅配のバイトをやめて海を見る 未補
佳1 タメ口に移行する伝言ゲーム 都いとり
ほうれん草がほうれん草が爆破して 千春
首都封鎖して進まない紙芝居 都いとり
お話のつづきにつづきエビフライ 斉尾くにこ