毎週web句会第223回(2020/7/12-2020/7/18投句分)

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44名87句 森山文基選 入選27句
マウントを取るなら俺はエベレスト 袴田朱夏
不要かなまあ不急かも昼の飯 柊無扇
アマビエのテルテル坊主つるす梅雨 田原勝弘
この夜は明朝体の字幕付き 笹川諒
シトラスの蚊遣り火焚いて缶チュウハイ ワタヌキセイコ
残った星を漬け物にする
ブランコを二回乗り換えたら俺だ 平安まだら
遠国から濡れたワゴン車来る荒野 斎藤秀雄
アイプチはしたが宿題していない 真島凉
団欒に下がるバナナも参加して 数男
梅雨時は時間がかかる砂時計 ヨッシー
高評価一晩不貞寝したカレー もなかかも
仰向けの蝉に抱きしめられた指 西沢葉火
診察番号=0072503 千春
脱毛のクリームちょっとだけ ぴえん 真島芽
還暦の幽霊部員隠す爪 ペンギンおじさん
呼び水が羽ばたく島を連れてくる 未補
今日かもなって言う爺さんの素敵 サトシワタナベ
右巻きのつむじのせいにするはとこ あまの太郎
佳5 源氏名を窘めている春の風 ペンギンおじさん
佳4 男ひとりが黙って置いてゆく切り絵 真島久美子
佳3 屋根の鴉と八百屋おとなしガスある町 斎藤秀雄
佳2 一切が解ければ困るかぐや姫 福村まこと
佳1 七夕の笹を流せる海がない 彦翁
赤本を持っているから濡れません 笹川諒
風の吹くページにほっとする絵本 てつろう
本来は泡に呑まれていた時計 ほのふわり

「毎週web句会第223回(2020/7/12-2020/7/18投句分)」への1件のフィードバック

  1. 残った星を漬け物にする 朧
    イメージに圧倒されました。惑星か、小惑星か、準惑星か。いずれにせよ、星のピクルスが真っ先に頭に浮かびました。もちろん他の漬け物の可能性もあります。

    梅雨時は時間がかかる砂時計 ヨッシー
    湿っているのでしょうか。

    高評価一晩不貞寝したカレー もなかかも
    不貞寝、が面白いと思いました。怪我の功名でしょうか。

    脱毛のクリームちょっとだけ ぴえん 真島芽
    今回一番目に入ったのは、川柳には珍しい一字空けゆえでした。しかしこのオノマトペとスペースは、この句の必然だと思います。

    呼び水が羽ばたく島を連れてくる 未補
    鳥ではなく島とするこで、ある効果が生まれました。

    本来は泡に呑まれていた時計 ほのふわり
    物語を感じました。極端な置き換えになりますが、たとえば「本来はガス室送りだったひと」と仮に「代入」すれば、私がこの句に救いの物語のイメージを感じたことを理解していただけると思います。

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