毎週web句会第228回(2020/8/16-2020/8/22投句分)

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41名77句 森山文基選 入選23句
シュシュッとやり過ぎ手荒れこれも禍ぞ 浮世っ子
死んだふりしている方が兄の嫁 さこ
サーファーが頭に乗せるきびだんご 浅井誠章
貰った雨で桃をふちどる 未補
(本人の申し出により削除)
秋の線を引くやってらんないすよ 尾崎良仁
パプリカに満たす博識爆発す とわ
ド忘れの海に膨らむ救命衣 まさよし
棘のある花冠を抱き締める 架森のん
叱られてナイトプールのヤゴになる 平安まだら
青春の反対側で光ります 袴田朱夏
添い寝していた筈なのに夜行性 西沢葉火
スターバックスコーヒーとソロの旅 西鎮
ツッコミの地獄に耐えている小石 藤井智史
遠雷と重機の区別つかぬ耳 菊池洋勝
本当に炭酸水かわからない
佳5 船室で割った子豚の貯金箱 涅槃girl
佳4 切れ味を試してみたいイカリング さこ
佳3 お友達登録薔薇を一つ棄て 杏野カヨ
佳2 雨の中確かな主語を待ち侘びる 水城鉄茶
佳1 鉄塊を愛さぬための処方箋 沢江風
出世して夏と煙草がたるんできた 斎藤秀雄
マスク焼けしている人を取り締まる 雪上牡丹餅
駅前で味方のふりをする人魚 麦乃

「毎週web句会第228回(2020/8/16-2020/8/22投句分)」への6件のフィードバック

  1. 忠様

    コメント有難うございます。
    嬉しいです(^^)頑張ります。

  2. 死んだふりしている方が兄の嫁  さこ
    「死んだふり」していない方の嫁もいると思われます。人間関係の力学でしょうか。

    ド忘れの海に膨らむ救命衣  まさよし
    「海」の中には「母」がいますが、母なる海も長く生きすぎて、自分が生んだ命のことなど忘れてしまって、自分のことで精いっぱいなのかもしれません。荒れる海に、救命衣だけがもがいている、と、これは比喩としての解釈であります。

    青春の反対側で光ります  袴田朱夏
    評者の私が思わず共感してしまったのは、評者の私が「青春の反対側」にいるせいかもしれません。

    添い寝していた筈なのに夜行性   西沢葉火
    あれ、いつの間にかいなくなってる? 猫でしょうか。「人間の一種」と解釈しても面白そうですが…

    ツッコミの地獄に耐えている小石   藤井智史
    踏まれても蹴られても文句ひとつ言えない小石。人の姿の比喩でしょうか。秀逸だと思いました。

    船室で割った子豚の貯金箱  涅槃girl
    子豚の貯金箱ですから、持ち主は子どもでしょう。なぜ船室で割ったのか。そもそもなぜそんなものをもっているのか。何に使うのか。財布は持っていないのか。ミステリーが生まれそうです。

    雨の中確かな主語を待ち侘びる  水城鉄茶
    いろいろ解釈できそうですが、個人的な好みとしては、雨の中「待ち人来たらず」です。

    鉄塊を愛さぬための処方箋  沢江風
    金塊ではなく鉄塊。金塊なら、金の亡者にならぬよう、と解釈できますが、鉄塊とは何の象徴でしょう。私としては、武器、兵器、銃、戦争、の比喩だと解釈したいと思います。つまり「平和を愛するための処方箋」だと。

    マスク焼けしている人を取り締まる  雪上牡丹餅
    マスク焼けしていることが分かるためには、マスクを外していなければなりません。そこを取り締まられたのでしょうが、怖い話だと思いました。百の時事川柳よりパンチ力があります。

    駅前で味方のふりをする人魚  麦乃
    人魚は海の種族、人間は陸の種族です。「人魚姫」の昔ならいざ知らず、21世紀の現在、彼らの海を汚す人間族に、人魚族がいい感情をもっているとは考えにくい。駅前の人魚は、スパイかもしれません。でも、「七人の侍」ではありませんが、「百姓をそうしたのは、侍たち」なのです。

    1. 忠さん、いつも鋭いコメントをありがとうございます。
      今回のは特に面白かったです。作品がさらに深くなるというか、こういう寄り添い方もあるんだな~~。忠さんは川柳を楽しまれていらっしゃるんだな~とつくづく思いました。
      ワタクシにもありがたいコメントをありがとうございます。「天」などいただき、危うくひっくり返るところでした。99回の時にラスト天をいただいたので、129回ぶりの天でした。もう二度とないと思うので、ありがたく頂戴いたします。
      ちなみに前回の忠さんの作品

      ☆友情がためされているなつのとも 忠

      友情ということは、この人は相当他力本願なのかもしれませんね。う~~ん、なつのともなんかは早く終わらせてさっさと遊びたい。でもかなり重要な「夏」にこの方は裏切られたのかもしれませんね。浅い寄り添いですみません。

      1. 麦乃様

        拙句へのコメントありがとうございました。要はおっしゃるとおり、夏休み遊びたい、宿題はしたくない、あいつにたのんだら手伝ってくれるだろうか、ということなのですが、友情として「手伝うべきか」、それとも友情として「手伝わざるべきか」という、逆の立場からの読みも想定しておりました。

        1. ふ~~ん。。。そうなんだ。
          ワタクシならば手伝わない。なつのともなんか適当にさっさとやっちゃえばと思うからです。もっと難しいレポートだったりしたらもっと手伝わないですね。その子が大好きでもね。だって答えはめいめい違うでしょうから!
          あ。。。でも今思い出しましたが、こどもの「夏の友」には子よりも熱心な母親でした。。。。。

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