毎週web句会のいいね一覧

#毎週web句会のいいね 32 (最終)
小松菜はよく食卓に並ぶ野菜で庶民的な印象があり、薔薇より素朴で健康的。
薔薇は、記念日等特別な印象で、きれいで豪華だが触ると怪我をする。
日常が無いなら、”特別”を茹でればいい。
イメージの逆転が感性に刺激を与えてくれる。
辻述
@TsujiNoberu
小松菜が無いなら薔薇を茹でなさい
 
#毎週web句会のいいね 31
毬藻は緑藻の集合体。生き物なので世話が必要だ。
水換えをしていれば、蓋を閉めっぱなしにしなければ、生きられたかもしれないが、“わたし”はただ小瓶の変色を眺めるのみである。
閉め切られた小瓶の中で「毬藻」に何かできることがあったのか、考え込んでしまう。
くみくみ
@lBzWDkh52bhbLma
毬藻死す小瓶変色させながら
 
#毎週web句会のいいね 30
「渡り廊下」はノスタルジアを感じさせる具象として川柳ではよく使われるが、「糸ようじ」という生活圏に近いがノスタルジアと遠い言葉との組み合わせが効いた。
取れそうで取れない思い出。消してしまいたいかもしれないが、次に進むには受け入れなければならないのだ。
西沢 パッピ~ 正智/葉火
@kemurikaizyuu
糸ようじ渡り廊下の真ん中で
 
#毎週web句会のいいね 29
「魚群」は気ままに泳いでいるだけなのだが、取り残された気分になってしまう”わたし”。家族にも昇進する後輩にもうまぴょいガチ勢にも取り残され、「魚群」にまで。
でも”わたし”はまだ「なつの風」を感じられている。この感受性を忘れなければ「魚群」はまた戻ってくる。
あの井
@__anoi__
魚群にも取り残されてなつの風
 
#毎週web句会のいいね 28
音符は通常明るいイメージだがこの「音符」は暗い。
わたしが「触ってもいない」のに「捻じ曲がっている」。五線譜に並ぶ大量の黒色の集合体。全体が捻じ曲がって見えてくるほどだ。
でも実は、誰かが弾くそのメロディーは明るくとても心地よい。誰かの音に気付けるか。
水城鉄茶
@tessa_poet
触ってもいない音符が捻じ曲がる
 
#毎週web句会のいいね 27
たまには技術中心のコメを。
「出」以外の漢字に「日」が含まれ、「象」と「中」は横向き。「象」と「中島みゆき」の関係性に効く。
「出」の半分は「島」にもあり、「象」にまだ未練があるのかも。
「ごみ」「象」「中」は小大中のイメージとなり句の印象に影響している。
西脇祥貴
@nyankichi4ever
ごみの日に象を出す中島みゆき
 
#毎週web句会のいいね 26
「死ぬ」は強い言葉だが、「あっかんべー」のひらがな、音の響き、イメージで悲壮感が消えている。舌の赤色と花にもリンクがある。
毎週web句会の最期も、こんな心持ちでいたい。
朧(ろう)
@rou_tanka
死ぬときはあっかんべーを花にして
 
#毎週web句会のいいね 25
「つまづく」「すぐやる課」はひらがなの丸さが共通。「すぐやる課」は比較的新しい言葉なので「ず」より「づ」の方が距離が生まれる。ひらがなやこの共通と距離が、「すぐやる課」の印象とリンクする。
落ち込んでいるばかりでは何も始まらない。
さあ、やるか!
ひうま
@hiumahiuma
つまづいて配属されるすぐやる課
 
#毎週web句会のいいね 24
副都心の店でぼーっとまさぐるあんかけ。ぐるぐると、手は進まない。「副都心」ごと「鉢」に沈んでいくような。ぐるぐる、ぐるぐる。
大きな「副都心」から小さな「鉢」への視点の移動と、あんかけの色、質感によって、日常の中でふと現実感を失った瞬間が感じ取れる。
西脇祥貴
@nyankichi4ever
あんかけの鉢に沈んだ副都心
 
#毎週web句会のいいね 23
『砂の塔』という連ドラがあった。世の中外からはわからないこともある。
自ら登ったはずだが辺りを見る余裕も足の感触もないほど追い込まれていたのか。確かめるには飛び降りるしかない。
覚悟の“わたし“を応援し、傷だらけの“わたし”が、これ以上傷つかないことを願う。
朧(ろう)
@rou_tanka
飛び降りて無傷だったら砂の塔
 
#毎週web句会のいいね 22
導入で
・最密充填構造
・新型コロナで「密」になれない
・意中の人との距離が縮まらない
などがイメージできる。これらイメージにクロワッサンの形、食感、味がリンクする。
思い通りにいかない世の中だけど、今食べているクロワッサンがおいしいからいいのだ。
袴田朱夏
@hakamada_shuka
最密になれずクロワッサン食べる
 
#毎週web句会のいいね 21
チリン…チリン…
枯葉「散らないのか?」
チリン…チリン…
風鈴「散らないのではない、散れないのだ」
チリン…チリン…
西沢 パッピ~正智/葉火
@kemurikaizyuu
風鈴に散らないのかと問う枯葉
 
#毎週web句会のいいね 20
「置く」だと、“置くか捨てるか”になるが、「置き」だと「捨てる」の過程となる。
例えばゴミ捨て場では置くことと捨てることは同意で、ほとんどの人が「置き」と「捨てる」の違いを意識していないはずだ。そういった“仕組み”への違和感を拾える感性を持ち続けてほしい。
抹茶金魚
@matcha_kingyo
「置き」「捨てる」の狭間に溺れる手たち
 
#毎週web句会のいいね 19
生まれる前から競争馬の宿命を負い、英才教育され入厩。度重なるハードな調教と出走。それでも成功するのは才能と運を持つ一握りのみ。魔法で優雅に飛ぶトナカイは嫌いかもしれない。
でもトナカイはトナカイで、飛べない競争馬にはわからない苦悩があるのだろうけれど。
雪上牡丹餅
@2uNXiPgy974FwsH
トナカイのことが嫌いな競走馬
 
#毎週web句会のいいね 18
一日目の企画も
二日目の資料も
三日目の発表も
四日目の論文も
五日目の狩りも
六日目のうまぴょいも
誰も褒めてくれなかった
一生懸命頑張ったのに
七日目「もういいや」って寝たら
褒められた
よもやよもやだ
明日は、なにをしようかな
西脇祥貴
@nyankichi4ever
七日目に寝たことだけは褒めてやる
 
#毎週web句会のいいね 17
反旗を翻す勇気はない。
白旗を翻しても「白旗」のままだが、「翻る」ではない「翻す」に意志がある。
手で翻す勇気もない。
「クレーンの先」で遠くからそっと、「翻す」。
でもクレーンはその気になればいつでも、重い物を持ち上げられるし、壁を壊すこともできるのだ。
海月漂(くらげただよう)@無免許
@tadayou_k
クレーンの先で白旗翻す
 
#毎週web句会のいいね 16
コリコリなのに噛む瞬間は軟らかい「軟骨」。「哲学に似た」であるから哲学自体ではなく哲学に似たナニカである。噛み心地だけがフォーカスされ、もはや”わたし”は味を感じていない。
言葉のイメージにより、日々の何かしっくりこない感覚をより強く感じとることができる
くみくみ
@lBzWDkh52bhbLma
哲学に似た軟骨の噛み心地
 
#毎週web句会のいいね 15
磯香る町を出て大都会で新生活が始まったのかもしれない。思うようにいかず、言いたいことも内に抱え過ごす”わたし”。「焼海苔」で「くちびる」が切れた瞬間広がった磯と血の味と、溢れ出す複雑な感情。
「大都会」で踏ん張る”わたし”の心が動いた瞬間が切り取られている。
水城鉄茶
@tessa_poet
焼海苔でくちびる切れて大都会
 
#毎週web句会のいいね 14
「鶴」「アルプス」の自然の雄大なペア
「収納」「伝票」のせかせかした日常のペア
の2つのイメージのペアの対比が効いている。
「収納」されて翔けない鶴と「アルプス」へ飛び立つ「伝票」。交差するイメージが感性を刺激する。
あさふろ
@possia2
鶴を収納し伝票はアルプスへ
 
#毎週web句会のいいね 13
ヒルは雌雄同体。「蛭」は運命の相手を探し求め、地面から遥か遠い「肩甲骨」に辿り着く。
肩にふわりと「花びら」。「蛭」と「花びら」の運命の出逢い。吸いつける「蛭」と違い「花びら」は翼が生えたように風で飛んでしまうが、今この瞬間は「花びら」は「蛭」のものだ。
抹茶金魚
@matcha_kingyo
肩甲骨で花びらと蛭番う
 
#毎週web句会のいいね 12
大脳辺縁系のピンク。扁桃体が思い浮かぶ。恐怖、不安、喜び等情緒の処理に関係する。
ひらがな系の、ふしぎ系新社員。満開の桜のように希望に満ちている。なにかと世知辛い世の中だが、そのまま育ってくれたらきっと大物になる。
石川聡
@satoshi_pinot
新社員だいのうへんえんけいピンク
 
#毎週web句会のいいね 11
何度「禊」をしても、穢れが落ちるどころかどんどん黄ばんでゆく”わたし“の「名前」。もう綺麗になれることはないのか不安になる。
この黄ばみは、黄金色になる途中経過。
そう信じて「禊」を続けるよりほかにない。前向きさを忘れなければいつか本当に輝く。
さこ(砂狐)
@sakotanka
禊するたびに黄ばんでゆく名前
 
#毎週web句会のいいね 10
たくさんの人を傷つけた「爪」。でも“わたし”は変わる。変わりたい。
「爪」は切った。もう大丈夫。「かたつむり」に見せて仲直りしよう。
一向に出てこないツノ、ヤリ、アタマ。もうダメなのか。
焦るな。待て。その爪が「切りたて」でなくなった頃、きっと出てくるよ。
水城鉄茶
@tessa_poet
切りたての爪をかたつむりに見せる
 
#毎週web句会のいいね 9
ゆっくりと「水」をつねる。波紋が広がる。
赤、青、黒…”わたし”を映すように色が変わる。
怒り、悲しみ、妬み…広がる自己嫌悪。波紋の中心は消えない痣のようだ。
でも少しだけつねる手を止めてみてほしい。すぐに波紋も消えるはず。「痣」は本当は透明で、とても綺麗だ。
史っ
@zurinzurinzurin
ゆっくりと水をつねってつける痣
 
#毎週web句会のいいね 8
直接的な色の言葉は「空」だけだが、「七」と「空」で虹を想起させる。鮮やかで芸術的な握り。大将の腕のみならず、受け手の感受性がなければ芸術は成立しない。
”食欲の権化”ともいえる「松握り」を前にしても虹を感じられる”わたし”。
わたしの人生は喜びに満ちている。
石川聡
@satoshi_pinot
七貫の空を差し出す松握り
 
#毎週web句会のいいね 7
「カンファレンス」は硬めのスマートなイメージだが、「いじられて>でかくなる」の下ネタ的イメージに引っ張られ怪しげになった。
医療現場を想起させる点、態度と読める点など下ネタ的イメージと絶妙な距離で何とも言えない面白さがある。
いじられると、でかくなる(真理)
団ちゃん
@cqpqvUWtOgDyuve
いじられてカンファレンスででかくなる
 
#毎週web句会のいいね 6
通訳は伝えたいことを伝えるのが仕事だ。直訳ではなく、文化の違いも踏まえて表現を変えたり、省いたりする。
その場面では「子供の名」を伝える必要がなかったのかもしれない。その方が自然だったのかもしれない。
でも“わたし”にはとても大切で、伝えたいことだったのに。
西沢 パッピ~正智/葉火
@kemurikaizyuu
通訳が伝えなかった子供の名
 
#毎週web句会のいいね 5
「青い鳥」は幸せなイメージの言葉で川柳でよく使われるが、「家畜化」という逆側のイメージの言葉と組み合わせて主張が生まれた。
利益や効率を追求する社会。量産され押し付けられる”幸せ”。将来家畜化に成功した青い鳥に、私たちは幸せなイメージを持てるのだろうか。
雪上牡丹餅
@2uNXiPgy974FwsH
家畜化に至っていない青い鳥
 
#毎週web句会のいいね 4
幸せな「大吉夢」にあっても、「手垢」が気になる”わたし”。この状況で手垢に気付くのも、手垢をだれも拭いていないことを意識したのも、”わたし”だけかもしれない。
だれも拭かないから”わたし”も拭かなくてよいのか。勇気を出して拭きあげたら、拭いた跡はきっと虹になる。
ちゅんすけ
@UoPrVhePQm9Q2Gb
大吉夢だれも手垢を拭きません
 
#毎週web句会のいいね 3
「わたくしの舌の化石」は過去の自分の言葉か。凝り固まってカチカチで、色がない。蹴り飛ばしたら割れてバラバラになるかもしれない。それが「わたくし」だったのかわからないほどに。
でも割れたっていい。化石の割れ目からきっと新しい「わたくし」が生まれるはずだ。
海月漂(くらげただよう)@無免許
@tadayou_k
わたくしの舌の化石を蹴り飛ばす
 
#毎週web句会のいいね 2
ミクロでピンポイントな「マスクの紐の捻れ」を「海」と対比することで、現在の社会問題や自身の悩みを強く想起させる。
「マスクの紐の捻れ」が解消される日が待ち遠しい。
くみくみ
@lBzWDkh52bhbLma
海の深さにマスクの紐の捻れなど
 
#毎週web句会のいいね 1
「石鹸」と「通る」の組み合わせで穴のようなイメージとなる。石鹸の形、質感もロボットとリンクがある。ロボットはいかにも穴を通れなさそうだが、石鹸ロボなら通れるか。「だけ」の限定も物語を感じさせる。
石鹸ロボとそうじゃないロボの軍記物語が、ここから始まる。
袴田朱夏
@hakamada_shuka
石鹸でできたロボットだけ通る

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